1人でできるよレッサーパンダさん

STEP3レッサーパンダクラスさん。
先週ご紹介した通り、水曜日クラスは

「お友達と2人でやりたい!」とママ抜きでレッスンしています。

土曜日クラスは親子レッスンですが来月からお友達が増えるので安全面を考えて、また子どもたちが動けるスペースを少しでも広くしたいと考えて、「パパママは応援団になってもらって、今日はみんなだけでレッスンやってみない?」とお話ししたら最初は不安そうだったレッサーパンダさん達がいつのまにかパパママの存在を意識せずにレッスンに入り込んでくれました。

写真は雨模様の制作。
壁に貼った空色の紙にピアノの音を聴いて「ポツッ」「ポツッ」と点を打ったり「ザーッ」と線を引いたり。

静寂の中ピアノの音の数だけしっかりと点を打ち、点と線のニュアンスの違いを聞き分けていました。
雨が降ったら大喜びのカタツムリさんが遊びにきたよ。
背中の貝にグルグル模様を描いて丸の練習〜。

(丸の練習は音符の導入です)

「これ持って帰っていいの?
〇〇ちゃん(お姉ちゃん)に見せていい?」
と出来上がった作品を見て誇らしげなレッサーさん達。
手伝ってもらわなくても全部1人でできたね!

リトミックを知るために最初にお勧めしている

「ママ 1人でするのを手伝ってね」

という本があるのですが、正にその通り。

周りの大人ができることは

・1人でできるように環境を整えてあげること

(初めての道具は使い方の説明、手本)

(工程の順番に作業できるように並べる)

(わからなかったら聞いてね、と声をかける)

・子どもから発信された場合のみお手伝いできるようにスタンバイしておくこと

この2点です。

スティックノリの開け方、ペンの蓋をどこに置けばなくさないか、みんなちゃんと考えていました!

分からない子はお友達を見て。

ノリをオモテに塗ってしまった子がいました。

「それならそのまま裏返しに貼るのもありだね!」

でもその子は貼りたい向きが決まっていたのでオモテに塗ったノリを軽く拭き取って「大丈夫大丈夫!」

間違えたら「じゃあどうしようかな」。

それだけ。

出来上がったカタツムリにもポツポツ点を打っている子がいました。

もうピアノは弾いていない。

「今じゃないよ」…なんて言わないよ。

「カタツムリは雨が大好き」ってさっき先生が言ったからカタツムリさんにも雨を降らせてあげたんですって。

優しい気持ちと発想力!

「自分が認められている」

「自分の発言は尊重される」

「自分が周りに影響を与えている」

といった思いは自己肯定感を高めます。

やがて、自分とは違う考えを受け入れられるようになるのはしっかりと「自分軸」が育っているから。

保育園児さん達なので日頃は1人で何でも出来るのは知ってるけれど、パパママに甘えられる土曜日リトミックの時間はそれもまた格別。
ゆっくりゆっくり様子を見ながら母子分離していこうと思っていたのに「見守られている安心感」を味方につけた子どもたちはさらに何でもできちゃう無敵キッズになりました!

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